パナソニック SMTチップマウンタ NPM-DX

パナソニックの次世代実装生産（Xシリーズ）コンセプト

「スマートマニュファクチャリング」

完全に自動化された取り付けシステム フロアにより、ライン スループットが向上し、品質が向上し、コストが削減されます。

特徴

自律機能による安定稼働 – 自律ライン制御APC システムと自動回復オプション

省力化・稼働率向上 – 集中管理フロア管理システムと遠隔操作オプション

作業バリエーションの削減 – ナビ・自動化アイテムフィーダー段取りナビ、部品供給ナビ、自動化アイテム

生産性/品質の向上

高精度モードOFF

最高速度 : 184 800cph*IPC9850(1608) : 130 000cph*装着精度 : ±25 μm

高精度モードON

最高速度 : 108 000cph*IPC9850(1608) : 76 000cph*装着精度 : ±15 μm

※16NH×4ヘッド用タクト

コンポーネントをサポートする能力の向上

作業性向上のための新機能を標準搭載（省人化）

オペレーターの負担軽減に役立つ機能を標準装備

運転開始前のティーチング部品の指示

生産開始時の自己診断で自動ティーチできない部品を抽出し、段取り替え後の立ち上げ支援画面を表示します。

部品排気ラッシュ発生警報

異なる成分の同時消耗（ラッシュ）を予測し、その際にオペレーターに通知（警告：サポート依頼） 通常は次の成分消耗までの時間を画面に表示します。

NPMシリーズのコンセプトと互換性をとって

データ作成、フィーダーカート（17スロット）、テープフィーダー、ノズルはNPMシリーズと互換性あり NPMシリーズのコンセプトを踏襲 NPM-D、NPM-TTシリーズとのライン接続が可能

※Lサイズは部品サイズにより別途ご用意しております。

自動テープスプライシングユニット

8mm幅テープ（紙・エンボス）のスプライシングを自動化。

NPMシリーズのコンセプトと互換性をとって

APCシステム

APC-FB※1印刷機へのフィードバック

・はんだ検査の測定データを解析し、印刷位置を補正します。(X,Y,θ)

APC-FF※1装着機へのフィードフォワード

・はんだ位置測定データを解析し、部品配置位置（X、Y、θ）を補正します。チップ部品（0402C/R～）パッケージ部品（QFP、BGA、CSP）

APC-MFB2AOIへのフィードフォワード/装着機へのフィードバック

・APCオフセット位置の位置検査

・AOI部品の位置計測データを解析し、搭載位置（X、Y、θ）を補正し、搭載精度を維持します。チップ部品、下部電極部品、リード部品に対応※2

※1：APC-FB（フィードバック）/FF（フィードフォワード）：他社の3D検査機も接続可能です。(詳細は営業担当者にお問い合わせください。) *2 : APC-MFB2 (マウンタ フィードバック2) : AOI ベンダごとに対応する部品の種類が異なります。（詳しくは、最寄りの営業担当者にお尋ねください。）

自動回復オプション – エラーが発生した場合のピックアップ位置の自動ティーチ

吸着・認識エラーが発生した場合、マシンは停止することなく自動で吸着位置を修正し、生産を再開します。これにより、マシンの稼働率が向上します。テープ（透明）には対応していません。）

ピックアップ位置ティーチ後、自動的に生産を再開

自動回復オプション – エラーコンポーネントの再ピックアップ (リトライ)

ピックアップエラーの場合は、テープをフィードせずにピックアップをやり直してください。廃棄部品を削減します。

エラー時：現在位置で再ピックアップ（リトライ）※テープ送りなし

テープが送られていないため、廃棄コンポーネントはありません。*

□ 再採取（リトライ）成功時はエラーカウントしない□ 再採取（リトライ）回数を設定可能。

※：再ピックアップ（リトライ）成功時。

自動回復オプション – 進化した自動回復 (予測制御)

吸着・認識エラー率の変動をLNBが自動解析し、機械にティーチングを指示することで、機械の誤停止を防ぎます。

リモート操作オプション

人の判断だけで復旧できるエラーに対しては、遠隔操作による復旧が可能です。これにより現場での集中監視が可能となり、オペレータが異常を検知して対応するまでの時間ロスがなくなり、復旧工数が削減されます。省力化と稼働率向上を実現します。

ナビゲーション – フィーダー セットアップ ナビゲーター オプション

効率的なセットアップ手順をナビゲートするためのサポート ツールです。このツールは、生産に必要な時間を見積もり、オペレーターにセットアップ指示を提供する際に、セットアップ操作の実行と完了にかかる時間を考慮に入れます。これにより、生産ラインのセットアップ中にセットアップ操作を視覚化して合理化できます。

ナビゲーション – 部品供給ナビゲーター オプション

効率的な部品供給優先順位をナビゲートする部品供給支援ツール。部品切れまでの残り時間や作業者の効率的な移動経路を考慮し、各作業者への部品供給指示を行います。これにより、より効率的な部品供給を実現します。

※PanaCIMは、複数の生産ラインへの部品供給を担当するオペレーターが必要です。

装着ヘッドのメンテナンス

機械の自己診断機能を活用し、装着ヘッドのメンテナンス時期を自動検出。また、メンテナンスユニットを使用することで、スキルを必要とせずに装着ヘッドを稼働状態に保つことができます。

ロードチェッカー(開発中)

装着ヘッドによる「押し込み荷重」を測定し、基準値からの変化量として測定結果を本体モニターやLNBに表示します。

ヘッドメンテナンスユニット

装着ヘッドの点検・整備を自動化する。

頭部診断機能（開発中）

空気圧回路の状態を検査します

ブローエラー検出 ※1

配置打撃ステータスを確認します

*1：本機に標準装備されている機能です。

フィーダーのメンテナンス

オペレーターのスキルに関係なく、フィーダー保守ユニットはフィーダーの性能検査とキャリブレーションを自動的に実行します。PanaCIMメンテナンスモジュールと組み合わせて使用​​することで、不適合フィーダーの生産への組み込みを自動的に防ぐことができます。

フィーダーメンテナンスユニット

フィーダーの性能を左右する主要部品の検査やピックアップ位置のキャリブレーションを自動化。

薄型シングルフィーダーアタッチメント

薄型シングルフィーダーアタッチメント※2（オプション）

※2：「薄型シングルフィーダー」「オートロードフィーダー（開発中）」には「薄型シングルフィーダー用マスター治具」「薄型シングルフィーダー用アタッチメント」が必要です。

PanaCIMのメンテナンス

マシン、ヘッド、フィーダーなどの実装フロアのアセットを管理し、メンテナンス時期が近づいているアセットに通知し、メンテナンス履歴を記録します。

インターロック機能

・生産中のエラー状況を監視し、不良フィーダーにインターロックをかけます。

・IFMUが不適合と判断したフィーダーのインターロック

切り替え能力 – 自動切り替えオプション

段取り替え（生産データとレール幅調整）対応でタイムロスを最小限に

・基板ID読み込みタイプ基板ID読み込み機能は、外部スキャナ、ヘッドカメラ、企画書の3種類から選択可能

M2M – iLNB* (型番NM-EJS5B)

パナソニックだけでなくサードベンダーのラインを1台のPCで一括管理することで、実際の生産から品質管理、加工までをサポートします。

※詳しくは、ライン統合管理システム「iLNB」のカタログまたは仕様書をご覧ください。

機能一覧

※iLNBはソフトウェアとコンピュータ（iLNB PC）で構成されます。PLC PC、通信変換PLC等はお客様にてご用意ください。

M2M – 基板情報通信機能AOI情報表示オプション

ライン ヘッドの NPM はマークを認識し、マーク情報を下流の NPM に転送します。これにより、下流の NPM がマークを認識する必要がなくなります。

通信対象

バッドマーク認識

初号機でバッドマークを読み取ります。

パターンマーク認識

すべてのマークは最初のマシンで認識され、下流のマシンはマスター マークのみを認識します。

※詳細は「仕様書」をご覧ください。

AOI で NG と判定された部品の情報は、AOI と NPM の両方に表示されます。

AOI はターゲット NPM を特定するために使用されます

対象の NPM を警告状態にし、AOI からの情報を画面に表示する

データ作成システム – NPM-DGS (型番NM-EJS9A)

部品ライブラリや基板データ、生産データを一元管理し、高性能アルゴリズムと最適化アルゴリズムで実装ラインを最大化するソフトウェアパッケージです。

※1：パソコンは別途購入が必要です。 ※2：NPM-DGSは、フロアレベルとラインレベルの2つの管理機能を備えています。

CADインポート

CADデータを取り込み、極性などを画面上で確認できます。

最適化

高い生産性を実現し、共通のアレイを作成することもできます。

PPD エディタ

生産中にPC上で生産データを更新し、時間のロスを減らします。

コンポーネント ライブラリ

実装から検査、塗布まで部品ライブラリを一元管理。

データ作成システム – オフラインカメラ（オプション）

機械稼働中でもオフラインで部品データを作成できます。

ラインカメラを使って部品データを作成。照明条件や認識速度を事前に確認できるので、生産性や品質の向上に貢献します。

オフラインカメラユニット

データ作成システム – DGS 自動化 (オプション)

自動化された手動定型作業により、操作エラーとデータ作成時間が削減されます。

手作業による定型業務を自動化できます。お客様システムと連携することで、定型的なデータ作成業務を削減できるため、生産準備時間の大幅な短縮に貢献します。取り付けポイント (仮想 AOI)。

システム全体イメージ例

自動化されたタスク（抜粋）

・CADインポート

・オフセットマーク設定

・基板面取り

・取付位置ズレ補正

・雇用創出

・最適化

・PPD出力

・ダウンロード

データ作成システム – 段取りの最適化（オプション）

複数のモデルが関与する生産では、セットアップのワークロードが考慮され、最適化されます。

共通の部品配置を共有する複数の基板の場合、供給ユニットの不足により、複数の段取りが必要になる場合があります。このような場合に必要な段取り作業を軽減するために、このオプションは、基板を同様の部品配置グループに分割し、テーブルを選択します(お客様の多品種少量生産における段取り性能の向上と生産準備時間の短縮に貢献します。

例

コンポーネント検証オプション – オフライン セットアップ サポート ステーション

段取り替え時の段取りミスを防止簡単操作で生産効率アップ

※無線スキャナー等の付属品はお客様にてご用意ください

・部品の置き忘れを未然に防止段取り替え部品のバーコード情報と生産データを照合することで、置き忘れを防止します。

・設定データ自動同期機能マシン自体が検証を行うため、個別のセットアップ データを選択する必要がありません。

・インターロック機能検証に問題があったり、失敗したりすると、マシンが停止します。

・ナビゲーション機能確認作業をより分かりやすくするナビゲーション機能。

サポートステーションを使用すると、製造現場の外でもオフラインのフィーダーカートのセットアップが可能です。

• 2 種類のサポート ステーションが利用可能です。

	電源ステーション : バッチ交換カート セットアップ – カート内のすべてのフィーダーに電力を供給します。フィーダー セットアップ – 個々のフィーダーに電力を供給します。
	部品確認ステーション : 電源ステーションに加えて、このモデルに部品確認機能が追加されました。ステーションは、フィーダーの交換が必要な場所にナビゲートします。

オープンインターフェース – ホスト通信オプション

現在使用されているシステムとのインターフェースを標準化できます。当社標準インターフェースとのデータ通信を提供します。

・イベント設備のリアルタイムイベントを出力

・他社部品検証コンポーネント検証システムと通信します

・部品管理データ

・部品残量データ：部品残量データを出力します。

・トレースデータ：部品情報(※1)、基板情報(※2)と連動したデータを出力

(*1) 部品照合オプションまたは他社部品照合システムI/Fによる部品情報の入力が必要 (*2) 自動段取りオプションによる基板情報の入力が必要

仕様：

※1：本体のみ

※2：延長コンベヤ（300mm）を両側に配置した場合、幅は2265mm。

※3：フィーダー台車を含むD寸法

※4：モニター、シグナルタワー、シーリングファンカバーを除く。

*5: 0201/03015/0402 コンポーネントには、特定のノズル/テープフィーダーが必要です。

*6: 0201 の部品配置はオプションです。（当社指定条件による）

※装着タクト、精度は条件により若干異なる場合があります。

※詳細は仕様書をご覧ください。

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